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“文学少女”と繋がれた愚者



「ああっ、この本ページが足りないわ!」ある日遠子が図書館から借りてきた本は、切り裂かれ、ページが欠けていた――。物語を食べちゃうくらい深く愛する"文学少女"が、これに黙っているわけもない。暴走する遠子に巻き込まれた挙句、何故か文化祭で劇までやるハメになる心葉と級友の芥川だったが…。垣間見たクラスメイトの闇。追いつめられ募る狂気。過去に縛られ立ちすくむ魂を、"文学少女"は解き放てるのか――?大好評シリーズ第3弾!



文学少女シリーズ第3弾です。元ネタとなる文学作品は、武者小路実篤の「友情」。
クラスメイトの過去の闇と、恋と友情と三角関係を描いたお話。

今回は文化祭が舞台になります。なんとなくクラナドの最終回を思い出しました。ストーリーは全然違うけどね。
個人的には後半の遠子先輩の演出がとても好きで、名言も多く、非常に印象に残っています。
そしてエピローグの最後のページには衝撃的な告白がw

以下、ネタバレ感想です。




文化祭当日、ヘタレている(いつもヘタレてるな…)心葉を迎えに行く遠子先輩がいい。


「それじゃあ心葉くんは、わたしとも、会わないほうがよかったと思う?」
「っく…、そんな質問は、ズルい。わかっていてそんなこと訊くのは、ズルい…っ」
「わたしは、ここに、ちゃんと存在しているわ」


ガード・回避不可攻撃キター(゚∀゚)ー!
遠子先輩にこんなことを言われて抱きしめられたらもう降参するしかないw

そして、演劇での遠子先輩がかっこよすぎる。
途中、「友情」からの引用が多くてテンポが悪い気がしましたが、独白になってからは一転。
劇中の独白という形をとって芥川君の過去を想像し、芥川君と更科さんの未来の物語を導いていく、という展開。単に過去を暴くだけではないところにカタルシスを感じます。
しかもこのシーンはとにかく名言が多い。
舞台の上で一人ライトを浴び、全力で、力強く、汗を夜空の星をちりばめたようにきらめかせながら語りかけるシーンです。

「誰よりも誠実でありながら、結果的に二人の少女を傷つけてしまったあの少年のように、自分も愚かさゆえに"間違った"選択をしてしまうのではないかと、恐れていらっしゃる!けれど、大宮さま!傷つき、離ればなれになった彼らの未来が、暗く厳しいものだと誰に決めつけることができるの?それどころか、彼らの前には、輝かしい未来が開けているかもしれないのに!


とか

「賢くなろうとするあまり、あれこれ思い煩って、立ちすくんでしまわないで!あなたを繋ぐ鎖に囚われないで!未来は明るく素晴らしいと、お目出たい想像をしてみて!(中略)
間違って転んだら、また立ち上がって、歩き出せばいい!どうせわたしたちは愚かなのだから、どんなときも、心に理想をかかげる愚か者であって。失敗を恐れず行動する愚か者であって。
愚かでもいい。あなたはあなたらしく、あなたの声で、あなたの言葉で、あなたの想いを、あなたの真実を、存分に語って!あなたの心で、あなたの行く道を決めて!」


このへんとか。
そんなにすごいことは言ってないけどシーンがシーンだけに引き付けられます。
僕がシリーズを全部読み終えてて、遠子先輩の過去を知っているから余計にそう感じるのかもしれません。
芥川君は「すべての痛みと苦しみを洗い流したあとのような」表情をしましたが、こんなことを言われたら芥川君でなくともすっきりします。

そして、畳み掛けるように鹿又さんの作文公開。
この展開はうまい( ;つД`)
傷つき離ればなれになっても新しい土地で幸せになっているのですね…その、人の強さにやられました。

エピローグの最後のページは…途中からなんとなくそうかなあと思ってて、いやいやそんなはずはないだろうと思ったりして、やっぱり
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
でしたね。死んでると思ってたからなあ。

ななせと心葉の恋の進展はもどかしい、というかななせ放置されすぎ(´・ェ・)。

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