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”文学少女”と飢え渇く幽霊



文芸部部長・天野遠子。物語を食べちゃうくらい愛しているこの自称“文学少女”に、後輩の井上心葉は振り回されっぱなしの毎日を送っている。そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」という文字や、謎の数字を書き連ねた紙片が投げ込まれる。文芸部への挑戦だわ!と、心葉を巻き込み調査をはじめる遠子だが、見つけた“犯人”は「わたし、もう死んでるの」と笑う少女で―!?コメディ風味のビターテイスト学園ミステリー、第2弾。



文学少女シリーズ第2弾です。元ネタとなる文学作品は、エミリー・ブロンテの「嵐が丘」。
前作は元ネタを知っていましたが、今回は元ネタの作品を全く知りませんでした。
作中の引用や解釈から、元ネタと本作を理解しながら読み進めていったのですが、元ネタを知らなくても全く問題なく、読みやすかったです。

内容はドロドロの愛憎劇で前作以上に重かった。
しかし後半の怒涛の展開は健在。後半になると全く別の世界が開かれる。
犯人は早くから分かっていたけど、真実の物語には愕然としました。

以下、ネタバレ感想です。





蛍に救いはあったのでしょうか。
言葉にしがたい複雑なラストでした。

けれど、わたしは、あの夜しかない部屋を出ることはできなかったよ。あそこでしか、わたしは暮らせなかったの。天国よりも、どこよりも、わたしはあの場所にいたかったの。



自分の命が間もなく尽きてしまうことを知っていて、すぐ近くに憎くて仕方がないけれど愛情を捨てられない人がいて、一緒にいるにも関わらず相手は決して自分を見てくれず自分に映る他人を見ている…
すれ違いさえなければ――ヒースクリフが真実の物語を知ってさえいれば――幸せに生きていけたであろう2人の物語を考えずにはいられません。

さて、ななせはツンからデレが見え隠れしだしました。
狙いすぎな気もしますが出番が少なすぎて不憫でした…

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